こちらは防府市台道の取引先がリフォームをしているお宅です。
リフォーム中に分かった床下の湿気。
よくよく調べてみたら増改築により住宅の構造上床下の空気が流れにくい状態になっておりました。
床下の土がベタベタしていなくても、床下空気の流れがなくカビの発生や床材の劣化に繋がります。
実際にこちらのお宅の構造や床下の状況を確認したところ、空気の流れがほぼ無い状態でした。
他社にて床下調湿剤を一部施工していらっしゃいましたが、その場所にカビが生えているのです。
床下湿気対策にはいろいろな方法があります。
住宅の状態に合わせて適切に施工法を見極めればよいのですが、なんでも一緒と適当に施工を提案してしまう業者もまだまだ多い状態です。
そもそも地質が湿っているのか。
それとも空気の滞留による湿気なのか。
見極めにより施工法は変わります。
今回のお宅は床下の地面の湿気は大したことはないのですが、長時間空気の流れが悪いままの状態が続いていたため外気と床下の空気が循環する換気扇設置工事が適切と判断しました。
施工の様子
南北に長いこちらのお住まいの床下に空気の流れを作るために、合計4台のブロワ型の換気扇を設置しました。
湿気が多く乾かないイメージが強いのは北側、日当たりが悪い場所でもありますね。
換気扇設置のコツは南側の乾いた新鮮な空気を取り込むために北側から排出してやることです。
空気の出口を北側、空気の取り組み口を南側に設置する事が基本の考えとなります。
しかしながら住宅の立地や構造、また床下湿気の原因によってこの考え方が全てではありません。
今回はあくまで空気の流れが悪いのを改善するための施工です。
結露や地面がそもそも湿っている場合などに施す工法は、それぞれに考えて適切に行わなければなりません。
機械や物を入れればよいのではないという世界です。
そもそも人が見る事がない床下の世界は奥が深いです。
そういう場所は、いつも床下の事ばかり見ている専門業者に任せるのが得策だと考えます。
中でも個人レベルで仕事が継続できている専門業者の知恵や経験を使ってみてはいかがでしょうか。
換気扇は一台無駄につけてしまえば費用が重なります。
適切に必要なほどご提案できる業者の感覚がお客様のお役に立てることでしょう。
これからも床下湿気対策に必要なご提案ができる業者として、皆様のお役に立てるよう精いっぱい頑張ります。