こちらは防府市下右田のお客様宅になります。
10年程前にイエシロアリの被害が発覚し、弊社にて駆除工事をさせていただいた時からのご縁です。
最初の駆除工事から５年後、再度予防工事をさせていただきました。
更に５年後の今回、お客様も予防工事の時期を意識しておられたようでご準備しておいてくださったようです。
白蟻工事にご理解を寄せていただき大変うれしく存じます。
今回もしっかり予防工事をさせていただきました。
ちなみに床下はベタ基礎（コンクリート）ですが、イエシロアリの被害がありました。
よく床下が土だから白蟻被害にあう、ベタ基礎は被害にあいにくいと言われますが、実際にはベタ基礎でも被害があるのです。
白蟻は人間の感覚を超えてきますね。
施工の様子
和室より床下へ
過去の蟻害です
蟻道の跡。再発はありません
床下木部処理
床下木部処理
床下基礎面や立ち上がり部処理
こちらのお宅は床下はベタ基礎で、根太の間には断熱材が敷き詰められています。
白蟻がどういうところに被害を及ぼしているかわかりやすい画像があります。
断熱材というのは人の生活にとても良い影響を与えてくれますが、寒暖差がなくなるという点において白蟻の生息にも役に立っている実状があります。
床下から侵入した白蟻は基礎に蟻道を造り土台などの木部に達し、最初にやわらかいところを食べていき徐々に上へ上へと被害を進めていきます。
根太までたどり着いた白蟻が寒暖差から逃れられる断熱材部分に到達したら、床下はどんな状態になっているか。
それがわかりやすいのが次の画像です。
被害のある箇所の断熱材を撤去した状態です。
根太と根太の間に床材の裏側が見えます。
その表面に白い粉みたいなのがありますね。
これは白蟻が断熱材の中に侵入し、床材との間に造った蟻道の跡です。
両隣の根太はきれいに見えますね。
しかし実際はさらにその先にまで被害が及んでいるのです。
白蟻被害は見えない所にある。
その実際がこの写真でわかります。
更にもう一枚
こちらも同様の被害写真なのですが、
こちらの方が根太部分に被害がある事がわかりやすいです。
断熱材を撤去しない限り見つける事ができない根太の中を食べて進み
床材にまで到達しています。
断熱材がある状態だと床下から見えるのは根太に刺さっている釘から下の部分だけ。
根太も断熱材も無傷に見えると思います。
何度も言うようですが、白蟻被害は見えない所が肝です。
白蟻被害が無い事に越したことはありません。
よく白蟻が出たらやらなくては！というお声を聞きますが、未然に防ぐ方法があります。
むしろ業者としては「白蟻被害にあわないよう予防を施したお住まいに安心して住んでいただきたい」というのが本音です。
予防の方が安いという費用面ももちろんですが、精神的な理由が大半を占めます。
被害があるお宅は、ある時期になると家の中から羽蟻が出るという事を身構えて生活しておられます。
つまり生活の拠点であるお住まいにいながら警戒と不安が常に付きまとうのです。
この不安を取り除く事が一番の価値ではないかと思います。
物の取り換えではすまない住宅や生活への安心のために、白蟻専門業やは在り続ける必要があると思います。
皆様に必要とされる業者であり続けられるよう精進致します。
これからも防府市下右田の皆様のお役に立てるよう精いっぱい頑張ります。
