こちらは防府市台道のお客様宅になります。
毎年梅雨時期にはイエシロアリの羽蟻が出ていたそうでこの度の群飛で駆除工事をご決断されたそうです。
先月(6月)に点検後、お見積りを提出し、工事のご依頼をいただきました。
今回の施工は二段構え。
増改築部や床下に潜れない場所も被害があるため施工は慎重に行いました。
作戦としては「まずやっつける。そして安全に防除する。」です。
まずやっつける!!
イエシロアリは数がとても多く被害範囲が広範囲ですが、集団性が強く組織としての統率がとれてるのが特徴です。
増改築部や天井裏まで被害が広がっているので、目視できないところにいる白蟻もやっつける必要があります。
白蟻被害は繋がっていて、上手にやると被害部への薬剤注入で目に見えない所にいる白蟻たちにも効果が伝わっていきます。
今回は部屋の中や天井裏、屋根近くにある被害部から薬剤を入れていき白蟻に直接当てていきます。
薬剤効果を伝播(でんぱ)させて隅々の白蟻たちにすばやく効くアジェンダSCを使い駆除。
絶対ここにいる部屋の被害部の穿孔
穴からすかさず薬剤注入
トイレと浴室の間の壁内も被害部
まず活動中の白蟻に「遅効性・伝播性が高い」薬剤をあてます。
床下には一滴も処置せず高いところにいる白蟻たちに床下の白蟻たちのところまで薬剤効果を伝えさせる作戦です。
白蟻の生態と特徴を逆に利用した駆除の仕方です。
まさに現代の白蟻駆除。
初日の工事から9日後、現地検査。
高いところから処置した薬剤がきちんと床下にいる白蟻たちに効いているかチェックです。
床下の被害の出発点まで効果がしっかり伝わっていたことで全体の駆除効果が出ている事が確認できました。
ここまででは今いる白蟻をやっつけただけ。
そして安全に防除する。
白蟻が死滅した住宅に必要なのは再発の防止と全体の予防です。
被害部や土壌などの全体の処置をしていきました。
全体の吹付
土壌の処理は特に徹底
増築床下に入れない所の処理
浴室タイル目地穿孔
穿孔部から高圧で薬剤注入
玄関タイル目地からも
あけた穴は同系色のモルタルで埋め戻します。
期間をおいての二段構えで確実に防除。
お客様のご協力もありスムーズに施工を完了する事ができました。
本当に有難い事です。
白蟻被害がひどくなってしまった家屋でも、あきらめずに是非一度ご相談ください。
防府市台道地域の白蟻駆除、予防工事なら
☎0835-23-8726