こちらは山口市鋳銭司のお住まいになります。
取引先がリフォームを開始した事で白蟻被害があることがわかり、現場にむかいます。
検査の結果、確かにヤマトシロアリの被害が床下からあるのですがそれ以上に問題が・・・。
こちらのお宅の構造は木造にブロック造の増築があり更に別にブロック造の増築が!
何を意味するかというと、白蟻工事を行う前に既存部と増築部の床下をつなぐ基礎開通工事をしていく必要があるという事です。
基礎開通工事を行う前段階で点検ができる範囲は全体の約40%ほど。
既にその範囲内でヤマトシロアリの被害があります。
古い掘りごたつ周辺に蟻道が
和室の根太にもわかりにくいですが蟻道があります
最初は今現在施工ができる範囲だけで白蟻駆除工事をしようかという話もあがりましたが、それではやはり解決にはなりません。
施主様のご要望もあり、全体の白蟻防除工事を実施する事となりました。
入れない床下の開通を進めていきます。
トイレ前まで来た時に、やはり!!
検査時には確認できなかった場所にも白蟻被害があることがわかりました。
束から木とりに蟻道があります。
よく見なければわかりませんがこの木と基礎の隙間から蟻道があがっています。
実際に駆除処理をしてみると被害の実態がわかります。
被害部の木とりに穴をあけ薬剤を注入していくと
食べられているところから薬剤が染み出してきます
これはつまり薬が染み出してきているところは白蟻が木の中を食べている事を意味します。
油断も隙もないですね。
作業を進めていくと見た目以上に被害がある事がわかってきました。
できるところだけではなく、全体をきちんと処理しておきたいというお客様のお考えは大正解でした。
この山口市鋳銭司周辺は以前より白蟻被害報告が多く、天井裏にまで加害した現場の駆除も担当させていただいた事があります。
白蟻に対してのアンテナを張っておく事は大事です。
今回は大きな被害につながる前に駆除、予防ができましたのでとてもよかったです。
これからも鋳銭司の皆様のお役に立てるよう精いっぱい頑張ってまいります。
どうぞよろしくお願い致します。