こちらは防府市江泊のお住いになります。
牟礼浮野という地域ですね。
昨年より弊社も大変お世話になっている業者さんによるリフォームが始まっており、解体中に白蟻被害を発見。
しかもかなり高いところまで被害が進んでいました。
リフォームの合間に必要に応じて何度か足を運ばせていただき施工させていただきました。
被害の様子。
解体して天井裏などがむき出しの状態の時に梁や桁などの処理はさせていただきました。
柱も最後には綺麗に隠れるので今のうちに穴を開けて中にしっかり薬剤処置をしました。
既存の土間の上に更に生コンで土間を敷く前。
玄関の土間の段差をなくすために、この後更に上に生コンが敷かれます。
生コンが敷かれると処置できない部分を先に処置します。
土間にドリルで穴開け
土間下の土壌へしっかり注入
柱付近は特に念入りに
生コンにかくれる柱下の穴開け
薬剤注入
同様に
最終処理。床下や外回り全体。
養生をして施工の準備
被害部穴開け
薬剤注入
被害部穴開け
薬剤注入
被害部から薬剤がにじみ出てきます
最終吹き付け処理
束や束石にも
発生源となる土壌の処理
今回の駆除工事を通して被害の原因を考えてみる。
今回施工させていただいた牟礼浮野、江泊のあたりは昔から白蟻被害が頻発している地域です。
弊社も過去に何度も足を運ばせていただいております。
そして特に天井裏まで無情にも食い荒らすイエシロアリの被害が目立ちます。
しかし今回天井裏まで被害が及んでいましたが種類はヤマトシロアリでした。
実際土壌からでてきた白蟻を目視しましたし、天井裏に散らばる羽ありの羽もヤマトシロアリの物でした。
乾燥に強いカンモンシロアリの可能性も十分に考え慎重に処置をしていきましたが、リフォームをされている業者さんと一緒に仕事してみてわかったのがやはり雨仕舞の問題です。
瓦の敷き方に対し漆喰・赤土の盛り方や厚みなどに問題があり、雨が降った時に天井裏に一部雨が侵入してしまう構造があったのです。
要するに雨漏りですね。
湿気を好む白蟻は主に床下を中心に被害を出しますが、地面から離れた天井裏であったとしても雨漏りのような湿気が多い条件がそろうと白蟻被害に繋がります。
家の構造から被害を招く今回のようなケースも決してめずらしくない為、家づくりを任せる業者選びはとても大切だと思いました。
弊社も白蟻一筋でやらせていただいておりますが、信用をおける確かな他の業者さんとしっかり繋がって良い仕事ができるよう心掛けていきます。
これからも一生懸命頑張ります。