こちらは防府市華城中央のお住いになります。
古くなった換気扇から異音がし出したことからまず検査をさせていただく事に。
床下は思ったよりも湿気が多く、土が粘土化していたりカビが多いのが特徴でした。
今まで換気扇を使用しておられたのがまだ救いだったといえる状況だと思います。
引き続き床下換気は必要と判断し、今回新たな換気扇へと交換の施工をさせていただきました。
今回の提案内容。
不具合がある換気扇を無理に使い続けることで負荷がかかり最悪の場合熱をもち発火する事もあります。
古い換気扇は撤去して新しいものに交換。
ここで今まで付いていた換気口に直接設置するタイプと同じものに交換すると自然換気を妨げるため新たなプランをご提案。
床下に機械を設置して換気口を塞がず、しかも静音で換気機能が高いブロワー型へ。
あいた換気口にはパンチングパネルを付けることで自然換気ができる従来の状態へ回復しました。
旧換気扇の撤去、換気口にパネル取付。
異音がしたものと同時期に取り付けたパネル型の換気扇を撤去します。
換気扇が外れたところは換気口の穴がむき出しになりますので、専用のパンチングパネルを設置します。
役割を終えた換気扇たち。古い配線も撤去。
もともと換気扇が付いていたところにパネル設置。
これで自然換気ができますね。
床下にブロワー型を設置。
換気機能向上を考えるうえで、ただ性能が良い機械に交換するだけでなく空気の流れを効率よくする配置を考えなくてはなりません。
今回床下に強度確保の為に残っている基礎を一部ハツリ換気扇を取り付ける事でより効率のよい流れを作り出しました。
基礎にあけた穴からダクトをだし北側へ排気するルートを生成
本体はお部屋の中心近くで湿気を巻き取ります
他の場所にもブロワー型を設置し、床下全体の換気効果をあげていきました。
今回の施工で一番考えた事が湿気が多い場所にもかかわらず北側へ排気する換気口がほとんどなかったことです。
理想は床下の空気を北側に排気する事で南側から新鮮な空気を取り入れる構造を作り出すことです。
しかも増築もされているお宅の為、床下の構造をしっかり検査時に見極めてからのプランを考える必要がありました。
今回の機械設置もとにかく北側に引っ張り南側から空気が入ってくるよう考えたものです。
むやみやたらに機械を設置していけばよいのではなく、そのお宅にあったプランがあります。
それによりお見積りも適切にお出しする事ができます。
この冬換気扇工事の対応をたくさんさせていただいております。
家の状態を見直すいい機会なのかもしれませんね。
白蟻の活動が比較的穏やかな今のうちに湿気の事も考えてみられてはいかがでしょうか。
これからも床下湿気対策についてもしっかり力をいれてまいります。
よろしくお願い致します。