いつもありがとうございます。
今年の夏はとにかく暑い・・・。
記録的な猛暑ですね。
とくに身近なところで近隣の県にて豪雨の災害にあわれた方々の様子が一番に気になるところでもあります。
この猛暑のなか復旧に向けて日々ご尽力されている現地の方々や、ボランティアの方々のご健康を祈るばかりです。
弊社も災害の時に光市の在来線が土砂で埋まってしまって電車が運行不可能な状況を目の当たりにしております。
今も復旧に向けて工事が進んでおりますがもうじき開通ですね。
この猛暑の白蟻は・・・?
基本白蟻は種類にもよりますが、温かい時期ほど活動が活発になり姿をよく現します。
例年梅雨前や夏時期には元気な白蟻たちの活動があるのですが、この暑さで今年は少し違いました。
30度前後でよく活動する白蟻たちにとって、暑すぎるこの夏は白蟻たちにとっても活動しにくい時期であったように思います。
その証拠に7月末に検査させていただいたヤマトシロアリ被害住宅の蟻道内では、白蟻の姿を確認できず探し回ってやっと一匹出てきたという状態です。
探し回ってやっと一匹でてきたヤマトシロアリ。
被害は住宅全体に及んでいるのですが、白蟻の姿を確認できたのはこの一匹だけです。
この一か月後駆除工事に入らせていただいた時には気温が少しだけ下がった影響か、白蟻の姿がたくさん確認されました。
白蟻自体の体は暑い時期でも大丈夫なのですが、お腹の中にいる原虫といわれる虫が暑すぎる環境では耐えれない為白蟻も身を隠して暑さをしのぐ必要があったのでしょう。
お腹の中にいる原虫とは、白蟻にとって大切な栄養を分解してくれる虫です。
白蟻たちは木を食べて主成分であるセルロースを栄養をしているにも関わらず、セルロースを分解して栄養として取り込む力がありません。
セルロースを分解して栄養にしてくれるのはお腹の中にいる原虫をいわれる虫の力なのです。
つまり自分たちは大丈夫でも原虫が死滅してしまっては自分自身も生きていけない為、暑すぎて原虫に影響が出てしまう猛暑では土の中などに身を潜めておかなければならないわけですね。
ちなみに9月に入って少ですが気温が下がってきた今は白蟻たちはものすごく活発に活動していました。
今年の9月2日現在。
防府市内のヤマトシロアリの被害現場の写真です。
蟻道を一部壊して10分くらい見ていると、中から兵蟻や職蟻がたくさん姿を現しました。
まず兵蟻が異常を察知し駆けつけて巣を守る行動をします。
そのあと職蟻が壊れた蟻道の修復に入ります。
彼らもひとつの組織でしっかり連携して生活しているのですね。
今年は特に山口県内では猛暑の影響か、梅雨時期にあらわれるイエシロアリの羽蟻の群飛が少なかったように思います。
しかしながらそれが白蟻がいない事ということには繋がりません。
白蟻たちにとっても動きにくい季節や気象の影響があります。
被害があるかないかは検査してみなくてはわかりません。
大切なお住まいですので、白蟻工事を一度もしていないお宅や時間が経過しているお宅は特に今のうちに検査をしておくことをお勧め致します。
弊社の場合検査料はいただいておりませんし、そこから無理な工事をお勧めすることは致しません。
状況をきちんとご報告させていただき、お客様ご自身に判断していただきやすいよう適切なご助言をさせていただきたく存じます。
県内施工で数々の実績をもたせていただいております弊社だからこそのお役に立てることもあるかと思いますので、どうぞお気軽にお声掛けくださいませ。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
山口県内の白蟻工事、検査、床下湿気対策工事なら、西日本防虫防除工事にお任せください。
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