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本日は旬な話をいち早くお届け致します。
山口県内カンモンシロアリの羽アリが飛んでおります。
現在宇部市、山陽小野田市で確認されておりますが、ほかの地域でもあるのではないでしょうか。
弊社をはじめ県内の白蟻業者はこの時期(2月~3月)の羽アリにとても敏感です。
それはなぜか。
解説させていただきます。
よく見るヤマトシロアリと思って処置すると大惨事。
山口県内でよく聞く白蟻のひとつにヤマトシロアリがあります。
ヤマトシロアリは日本各地に被害が出ている代表的な白蟻です。
カンモンシロアリはその名からもわかるように関門海峡付近の一部の地域で被害が集中しています。
主に北九州、山口県内だと下関あたりの業者さんがよく対応されているかと思います。
このヤマトシロアリとカンモンシロアリ・・・。
肉眼で姿かたちの見極めはできません!
兵隊アリ、働きアリ、そして羽アリと、ほぼ全て同じ見た目です。
兵隊アリを捕まえて30倍くらいの拡大鏡で頭の部分を拡大して毛が多いか少ないかで見極めるのがやっとのレベルです。
判断のひとつとして羽アリとなって飛び出す時期が若干違います。
ヤマトシロアリは4~5月。
カンモンシロアリは2月~4月。
カンモンシロアリの方が若干早いです。
さて、そんな見た目が似ている2種類の白蟻の見極めができないと何が大変か。
加害する範囲が段違い。
姿かたちは似ていても、カンモンシロアリの方が若干乾燥に強い特徴を持つため、湿気から遠のいても活動できます。
湿気が多い床下から遠く離れた天井裏部分にまで加害してしまう例も数多くあるのです。
つまりこの2種類の白蟻の見極めができないと被害範囲の特定を誤ってしまい、処置する範囲を取り違えてしまうかもしれません。
わずかに生き残りがいるだけで、新たなコロニーを作られてしまい被害が再発する可能性が高いのです。
そしてこのカンモンシロアリは山口県内の業者は白蟻の特定や処置に慣れていないのが正直なところです。
事例が少ないのです。
地域的に北九州の業者さんは毎年関わっているかもしれませんね。
実際には山口県内にもたくさん被害はあります。
長年この道に携わっている白蟻専門業者なら敏感に察知できるでしょうが、正直処置したことがない業者さんもいると思います。
慣れてない業者さんが見るとヤマトシロアリと判断して処置してしまうでしょう。
見極めを間違うと不完全な処置をして再発させてしまうのです。
だからこそ専門業者の検査、適切な処置、判断が必要不可欠です。
恐縮ながら、経験を積み重ねている数少ない個人業者の職人こそが踏み入れる領域ではないかと自負しております。
この時期の羽アリを見かけたらとっさの判断よりも専門的な判断が重要です。
検査やお見積りは無料にてさせていただきますのでご遠慮なくお申し付けください。
尚、昨日羽アリが出た木部を一部持ち帰らせていただきました。
腐食と白蟻の加害があります。
中はスカスカです。
この木材を振ってみると、中からカンモンシロアリが出てきました。
(拡大)
後日もっと深い検査をするため一部サンプルをとりました。
ヤマトシロアリとカンモンシロアリは同じ仲間ですが仕事の上では違う白蟻と決めつけて処置する必要があります。
そのくらい甘く見ると後が怖いのです。
この時期の白蟻(羽アリ)は山口県業者があまり馴染みのないカンモンシロアリの可能性大です。
是非とも白蟻専門業者である西日本防虫防除工事の無料検査をご利用ください。
これから白蟻の動きが活発化するシーズンに入ります。
少しでも何か不安を感じられたお客様はどうぞお気軽に弊社にお問い合わせくださいませ。
皆様のお役に立てるようこれからも精進してまいります。
山口県内の羽アリのご相談は、山口県防府市の西日本防虫防除工事にお任せください!
0835-23-8726