いつもありがとうございます。
本日は山口市佐山のお宅にお邪魔しております。
この地域で一生懸命お仕事をされているある方からのご紹介です。
ご縁に感謝いたします。
この時期の羽あり。
山口県内で主に活動している白蟻は大きく分けて2種類。
ヤマトシロアリとイエシロアリです。
ヤマトシロアリは4~5月頃(ゴールデンウィーク前後)に成虫である真っ黒な羽ありが日中飛びます。
イエシロアリは6~7月頃(梅雨時期)に成虫である赤茶色の羽ありが夕方から夜にかけて飛びます。
今回飛び出したのは真っ黒な羽あり。
という事は例外的にちょっと早くヤマトシロアリが飛び出したのか!?
と思いたくもなりますが、ここが注意すべきところ。
この時期飛び出す真っ黒な羽ありはカンモンシロアリを疑わなくてはなりません。
カンモンシロアリ。
カンモンシロアリの職蟻、兵蟻、羽ありはどれをとって見てもヤマトシロアリにそっくり。
というか肉眼では全く一緒と言えるレベルです。
兵蟻(兵隊アリ)&職蟻(働きアリ)
ヤマトシロアリ
カンモンシロアリ
羽あり
ヤマトシロアリ
カンモンシロアリ
同じじゃないですか!!
という悲鳴が聞こえそうです(^_^;)
実際この仕事に精通していないとプロの業者でも間違えます。
名前の由来からもわかるように、もともと関門海峡周辺での活動が盛んだった白蟻なだけに山口県内部の業者でこの白蟻の判別や駆除に慣れている方が少ないんですね。
個人の業者さんほど詳しく勉強されている傾向がありますが、マニュアルで動く会社の方にはちょっと判別が難しいのではないかと思います。
目で見てこの白蟻の違いを確認しようと思ったら、兵隊アリをつかまえて30倍くらいの拡大鏡で見て頭の毛が多いか少ないかで見るしかないレベルなんです。
つまり被害の出方や羽ありの飛び立つ時期から違和感を感じれる業者ほど、カンモンシロアリに精通している業者と言えます。
下関とか北九州の業者さんは施工件数が多いでしょうからお得意かもしれませんね。
山口県内であれば白蟻一筋の弊社の経験がお役に立てばうれしいです。
こちらのお宅も後日駆除工事に入らせていただくことになりました。
どうぞよろしくお願い致します。
3月の黒い羽ありはちょっと疑ってかかる必要がありますので、不安に思ったら
0835-23-8726