いつもありがとうございます。
令和二年が始まって早いものでもうすぐ一か月が経とうとしています。
毎日が駆け抜けていくようにはやく感じます。
今年に入ってから既にホームページからのお問い合わせを数件いただきました。
寒いこの時期でも白蟻被害は確かにあります。
被害の進行は目立ちませんがあるものです。
白蟻は白蟻で毎日を生き残るために必死で活動しているのですね。
生活に害を与えている以外ではたまに感心することもあります(^^;)
お問い合わせをいただき、先日検査をさせていただいたお客様宅での事です。
以前から白蟻被害がある事がわかっており、工務店さんとの相談を進めるうえで被害部にあたる家の約半分近くは解体されるお考えでした。
残す予定の約20坪分を白蟻被害から守り、今後も安心して生活できるようにするための工事依頼でした。
お客様のお考えをよくお聞きした上で弊社としても施工内容をきちんと吟味でき、ご説明できたと思います。
2月に施工させていただく予定で進めさせていただいております。
保証期間中の中古住宅に数年前から生活されているお客様宅からのご相談です。
お客様ご自身で床下木材の損傷、蟻道を確認されたそうです。
そこで浮かんだ疑問。
この被害は白蟻駆除時の残骸なのか、それとも駆除後に造られたものなのか・・・。
保証書にある会社に問い合わせた方がよいかどうかも悩まれているご様子でした。
そしてホウ酸処理が良いかどうかもお考えでした。
とてもよく調べられており、家に対しての関心がとても高い方だなと思いました。
メールにて数回のやり取りをさせていただき、弊社にて現状の検査をさせていただく運びとなりました。
この度のやり取りで思った事。
白蟻工事の仕事の分かりやすい事例としては
・被害があるので駆除してほしい
・被害がでないように予防してほしい
だと思います。
ですが今回のお問い合わせ内容を要約すると
・被害ヵ所以外をきちんと白蟻被害から守れるようにしてほしい
・白蟻防除済みで他社の保証期間中の物件について現状を正しく判断してほしい
になると思います。
白蟻業者がよく対応する事例に留まっていては、本当の仕事ができない事例です。
お客様がどうしたいと願っておられるのか。
このことをよくお聞きして理解しなくてはいけません。
専門的な知識や考えをお伝えしなくてはならない事も多々ありますが、やはりお客様のビジョンがある場合まずはそれをお聞きしてからだと思います。
その中できちんと解決できるものなのか、そのうえで更に専門家からのアプローチが必要なのか。
この辺りのさじ加減がこの仕事を本業としている私たちの腕の試されるところかと思います。
日々勉強、日々努力が必要だなと思うのがこういったご相談を受ける時です。
結局はお役に立てるよう最善の判断をしてご提案をしていく事になるのですが・・・。
ひとつ専門業者側からの見解としてお伝えしておくとすれば
費用を抑えたいから被害があるところだけ処置してほしい、というお話に対しては下記のような考えを持っています。
・被害があるところの処置だけでは、被害発生の原因の解決になっていない(再発の要因が残る)
・見えるところの被害が全てではなく、見えていないところが意外と原因になっている
などなど。
つまり、今被害を及ぼしている白蟻は現実的には一度駆除できます。
しかし、そのすべてを駆除できたか、被害発生の要因を解決できたかどうかの問題がそのまま残ります。
安心が付いてきません。
白蟻被害の全貌がわかっているからこそ、この原因の解明や必要な処置に対して施工をご提案致します。
専門業者としての責任を感じるばかりです。
皆様に喜んでいただける業者であり続けるよう精進致します。
山口県内にて白蟻工事業者をお探しの方は、
0835-23-8726