いつもありがとうございます。
最近仕事について考える時間がありました。
サラリーマンをしている若者と一杯やりながらその若者の話を聞いたときの事です。
こんな話を二人でしました。
社会に出ていろいろと期待と不安が入り混じる頃。
いわゆる下っ端の時代というやつです。
自分としては会社の上司や先輩とはやく打ち解けたい為に、早く仲良くなろうと精いっぱいとっている行動。
自分のいいところを知ってもらうために一生懸命自分をアピール。
いろいろ取り繕ってコミュニケーションをとる。
しかしどうしてか、空回りしてしまいむしろ社内ではちょっとはみ出し者になってしまった。
なぜだ、何がいけなかったのか・・・。
自分がとっていた行動ひとつひとつ取り上げてみても、特に悪いことや迷惑をかけたようには思えない。
では何が悪かったのか。
行動のほうではなくて、おもい方のほうではないかと気が付く。
そう、会社に入ったら気に入ってもらうことではなく役に立つことが大事なのではないか。
自分がその会社に毎日出社するのは、社内の人間関係の構築のためだとか、自分と周囲の関係をよくすることが目的ではない。
その会社の利益になるように毎日働きに行っているのだ。
ひと月会社で過ごせばいただけるものが給料ではない。
会社の為にひと月頑張った対価として会社からいただくのが給料なのだと気が付かなくてはならない。
ついつい良かれと思って自分らしくしてしまいすぎた為に起こった問題。
決して上司を出し抜いてはいけないという事が言いたいのではなく、下っ端として今自分がすべき役割を常に意識することが抜けていたのではないか。
こんな話です。
その若者の話を聞いていて、かつての自分を思い出しました。
会社の上下関係も意識せず、個性のみで仕事をしてしまった為に、その会社にながく尽くしてこられた方々に敬意を払うことをすっかり忘れて起こしてしまった失敗。
つまりは社長のおもいなどそっちのけでただただ仕事だからと浅い気持ちで勤務していた20代の苦い経験です。
経営を始めてみて初めて自分がしてきた失礼に気が付きました。
ですから今は本当に何をすべきかしっかり意識しながら仕事に取り組むよう自分を意識づけています。
この仕事は人様の役に立ってはじめて仕事になります。
白蟻工事で人様のお役に立つとはどういうことか・・・。
この仕事は何をする仕事か。
私の答えはずっと「安心をお届けする仕事」だと思っています。
いい薬を使っているとか、長年続けているという事が一番ではありません。
弊社の人柄なら安心。
弊社の仕事なら安心。
弊社が施工した家は安心。
価格も安心をお届けする為に必要な適正な価格をご提示させていただいております。
安さ競争にこだわらないのはこの仕事の価値を正しい状態でお届けするためです。
その若者と話していくうちに再び私の中に仕事の熱意が芽生えました。
これからも頑張ります。
以上、社長のぼやきでした。