いつもありがとうございます。
今回は雨漏りとシロアリの関係についてご説明させていただきます。
雨漏りが原因でシロアリ被害にあわれたお宅を弊社は創業以来たくさん見てきました。
ではなぜ雨漏りがあるとシロアリ被害がでるのか。
まずは少しシロアリについて簡単にご説明します。
日本の主なシロアリは2種類。
ヤマトシロアリとイエシロアリです。
この2種類のシロアリ、それぞれ違った性質をもっていますが、生活のために水分を必要とします。
逆に言えば乾燥に弱いため、床下などの常に日が当たらず湿ったところから加害するケースがほとんどなのです。
床下は地面に近いため、水分に困りません。
なかでも、浴室やトイレや台所などの水回りは水分が豊富でシロアリたちが拠点にしやすい場所でもあります。
(浴室入り口のシロアリ被害)
では天井裏に雨漏りができたとします。
雨漏り箇所は一度雨が降りこんでしまうとなかなか乾かず、染みが広がり屋根裏の木材などが湿気を帯びて腐朽したりします。
雨漏り箇所は、そこに水分が長時間滞在するかたちになり、シロアリにとってはとても好都合の場所なのです。
シロアリたちはある時期になると巣から羽ありとなって旅立ちます。
(ヤマトシロアリの羽あり)
(イエシロアリの羽あり)
そして別の場所でまた新たな巣を作るのですが、この時羽ありが水分が豊富にある雨漏り箇所に到着します。
シロアリ達は床下でなくても天井裏の雨漏り箇所から水分の供給ができるため、そこを生活の拠点にするのです。
こうして天井裏の梁などの大きな部材に巣ができたりします。
雨漏りからシロアリ被害が発生するケースは木造住宅だけでなく鉄筋コンクリート造の家にもよくあることです。
鉄筋コンクリート造の家は塗装や防水などの適切な処置がなされていないと、壁の亀裂やベランダの隙間から屋内に雨が入り込みます。
この時同じように羽ありがついてしまい、被害へとつながってしまうのです。
普段歩いている床の不具合は気づきやすいかもしれませんが、天井裏の異常はなかなか気づくことができません。
シロアリの被害に気が付いたころにはかなり進行しているというケースが多いです。
ちなみによく天井裏まで加害すると知られているイエシロアリだけでなく、ヤマトシロアリもこの雨漏りが原因で場合によっては高いところまで加害することがあります。
とにかく油断は禁物です。
雨漏りを発見されたら専門家の適切な処置をうけ、一刻も早く修理されることをお勧めいたします。
また既にシロアリを予防されたお宅でも、雨漏りによるシロアリ被害は保証の対象外となりますのでお気を付け下さい。
『雨漏りを発見!→シロアリ被害はないか調査!→雨漏り箇所の修理!』
この流れで最悪のケースは回避できます(^^)
雨漏りの修理をどの業者にお願いしたら良いかお悩みの方も、是非一度弊社へご連絡いただければと思います。
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山口県防府市の西日本防虫防除工事をどうぞよろしくお願い致します。