2020年03月14日

床下はコンクリートのベタ基礎。だけれどもイエシロアリ被害。|山口県防府市の西日本防虫防除工事

いつもありがとうございます。

令和二年に入ってからもお陰様で皆様からお声掛けいただいております。

本日ご紹介する物件は是非とも皆さんに知っておいていただきたい事例です。

 

最初に簡単にまとめると・・・

 

床下がベタ基礎(コンクリート)でもイエシロアリ被害があり天井裏まで被害が及ぶ。

被害部を施主様ご自身が処置され続けたが、解決せず益々被害が拡がるばかり。

 

です。

 

 

まずは「床下がベタ基礎(コンクリート)でもイエシロアリ被害があり天井裏まで被害が及ぶ」について解説。

白蟻は土中の生物です。

住宅に被害が及ぶほとんどのケースが家の床下の地面から登ってくるパターンです。

では床下の地面がコンクリートで覆われている現代的なベタ基礎工法では大丈夫なのではないか、という考えが浮かぶかと思います。

結論から言うと、床下の湿気はかなり少ないですが白蟻の侵入はあります。

 

 

床下ベタ基礎住宅の被害

ベタ基礎の地面から伸びる蟻道

土台まで伸びる長い蟻道

 

イエシロアリ被害の特徴

一見綺麗に見えるのですが実際は木の中や見えないところの被害が拡がっています。

イエシロアリ達は比較的木の芯を食べていきます。

被害が確認できる場所でも、目に見えるのはこんな感じ程度です。

 

土台の間にわずかに蟻道が見えます

土台の表面にちょっとだけ伸びる蟻道

廊下の床材の隙間に伸びる蟻道

見た感じちょっとした被害かと思いますね。

これが実際どこまで被害を及ぼしているかというと・・・天井裏まで続いています。

 

 

 

天井裏の被害

天井裏の木部にも蟻道が

梁や桁にも蟻道があり、屋根部分まで続いていました

小屋裏の垂木にも蟻道が伸びています

 

表面的にはきれいに見える木ですが、イエシロアリの脅威は計り知れません。

 

見た目とは裏腹に被害のある木部にはこのようにドライバーがぐさりと刺さります。

この場所は床下にも被害があるお風呂場の天井裏です。

表面はきれいですが、実際にこの天井裏の部材は被害が進んでおり叩いても軽い音がします。

ご覧のようにドライバーが中までぐさりと刺さるほどスカスカになっているのがわかります。

イエシロアリは見えないところに潜んでいて、被害を拡げているのがよくわかりますね。

 

 

「被害部を施主様ご自身が処置され続けたが、解決せず益々被害が拡がるばかり」について解説。

今回の案件で一番難しいのがこの事です。

イエシロアリとは本来統率がとれていて被害部をたどっていくと白蟻全部とつながっています。

被害部にいる白蟻に対して仲間に効果が伝わっていく専用の薬剤を用いる事で、手が出しにくい場所にいる白蟻にも駆除効果を伝播できるのです。

しかしながらこちらは永年に渡り施主さまご自身が身近にある薬剤を被害部に使用されており、一部の白蟻だけが中途半端に死んで残りが危機を察知し散り散りになってしまうという現象が起こっています。

この状況を打破するためにはいつも以上に念入りな作業が必要となります。

ここもか、あそこもか、と見た目だけに頼らずありとあらゆる疑いをもって施工する必要があります。

その為時間や手間を要してしまうため、費用もかかってしまいます。

白蟻駆除は白蟻の特徴を知ってこそできる業です。

是非とも専門業者にお任せください。

 

 

こちらのお宅は取引先を通じ後日施工をさせていただく事になりました。

細心の注意を払い、精いっぱい取り組ませていただきます。

 

 

白蟻駆除、それは一歩間違えれば取り返しがつかない工事です。

どうか専門業者へのご相談をお願い致します。

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山口県内対応、防府市の西日本防虫防除工事にお任せください。

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