いつもありがとうございます。
今回は適切な駆除工事がなされていない現場に遭遇いたしました。
光市三井の中古住宅の検査をさせていただいたのですが、玄関入ってすぐに被害を確認。
これはヤマトシロアリです。
しかし妙なお話を聞きました。
以前九州の方から来た白蟻業者に消毒をしてもらい床下換気の工事もしているとの事。
その額がちょっと驚きの額でしたのでまさかと思いながら床下を中心に検査しました。
床下にはヤマトシロアリの蟻道がたくさん。
違和感を感じたポイント。
既に蟻道はカラカラに乾いており、中からは白蟻の姿はありません。
しかし妙なのが駆除をした跡がありません。
大抵駆除工事が完了している現場には被害木部に穴が空いていて薬剤が注入された跡があるのですが。
そして違和感を更に不安にさせる決定的な現象がこちら。
写真下に湿気対策用の調湿剤の黒い袋の上に白蟻の道が造られています。
白蟻駆除が完了している現場ならこのような現象はあり得ません。
つまりまだ被害は続いている・・・。
そう確信した弊社は引き続き検査を続け、見つけ出しました。
(写真は拡大できます)
検査をした結論。
弊社の見解としては、施工を行った当時白蟻の駆除剤を散布しただけ。
しかも適切な薬剤選びが成されておらず根本的な解決ができないまま中途半端な状態で今も被害が拡大し続けている状態。
床下の湿気対策工事も適正さを欠いており、本質的な解決をしない形だけの施工。
正直こういった事例は少なくないのですが、弊社の仕事仲間の間ではまず聞いたことがありません。
恐らく適正価格以上の施工でやるだけやって逃げてしまう心無い業者の営業パターンだと思います。
教訓。
昔の私はこの施工業者の揚げ足を取って弊社を正当化していたかもしれません。
今回学んだ事としては、やはり仕事にはきちんとした技術や薬剤選びが必要であること。
住宅の施工にはきちんと目的と成果にあった適正な価格があり、それだけの成果をきちんと出さないといけない事。
一度決めたことを最後まで真面目にやり通すこと。
仕事とは常に試練の連続ですね。
必ず乗り越えてお客様のご心配を取り除ける本物の業者としてあり続けられるようこれからも努力してまいります。
山口県内の白蟻駆除、予防、その他ご相談は
0835-23-8726