いつもありがとうございます。
本日は防府市江泊の新築物件の予防工事です。
新築の時にしか処置できない場所とかがありますからね。
あとの事を考えてきちんと処置をしておきたいと思います。
しかし防府は快晴です(^^)
こちらの現場はすでに床面が造ってありましたので、床下に潜って処置を致します。
最近は換気口をつくらない基礎パッキン工法が主流になりましたね。
木部や基礎面、立ち上がり面にしっかりと予防剤を処置していきます。
よく我が家はベタ基礎だから大丈夫よ、と言われる声を耳にしますが危険です!
白蟻は床下がコンクリートでも関係なく加害します。
もちろん被害が出にくいということは間違いではありませんが、適切に予防をしておかないとほぼ必ず被害がでます。
コンクリートもやはり年数が経つと劣化したり、家の加重により亀裂が入ったりします。
更にはその亀裂が原因で中の鉄筋が錆びつき、錆びた鉄筋が膨張してコンクリートの亀裂を広げてしまいます。
その隙間は白蟻にとって絶好の通り道です。
更に白蟻はその強靭なあごでコンクリートを貫通してくることもできます。
誤解してはいけないのが、決してコンクリートを食べているわけではありません。
コンクリートの小さな砂粒を除けながら進んでいるだけです。
そうして一度床下に入ればあとは木部まで一直線。
ベタ基礎とは言えどきちんと予防は必要なのです。
《ここからポイント》
皆様は白蟻の薬剤のほとんどがアルカリ性に対して弱いことをご存知ですか?
薬剤のほとんどがアルカリ性で分解してしまう性質をもっています。
ではなぜここでアルカリ性の話がでるのか・・・?
コンクリート、つまり家の基礎はアルカリ性なのです。
基礎面に吹き付けした薬剤は、そのほとんどが100%の力を発揮できません。
これは各メーカーの研究により実証されていることです。
現在主流になっている白蟻の薬剤は「耐アルカリ性に優れている」ものがほとんどですが、やはり薬剤によってその差は大きいのです。
ここでも薬剤選びが大切になってきます。
その事を知っていれば、施工の時に重点的に処置をしたり、吹き付ける量を増やしたり、濃度調整をしたりと色々な手がうてます。
つまり、上記のようなことを専門家として知っているのと知っていないとでは全く違う施工になるのです。
どこでも同じように薬を処置すればいいというのは危険な考え方です。
さて、今回は新築現場。
新築現場の基礎はコンクリートが真新しく、アルカリ性が非常に高い現場です。
そんな場所で既存の予防と同じように処置して大丈夫かというと、大丈夫ではありません!
薬剤が非常に分解しやすいからこそ、上記のようなことを考えながらひとつひとつ手をうつのです。
あ、もちろん木部処理もしましたよ。
私たちの仕事は薬剤を処置することではなく、白蟻被害をとめることです。
白蟻工事を専門として続けてきた弊社の技術がお役に立てれば本当にうれしく思います。
新築予防工事やその他一般住宅の白蟻予防工事は、山口県防府市の西日本防虫防除工事にお任せください。